クラナッハの女性

クラナッハの女

 パリスの審判でおなじみのルーカス・クラナッハは、独特のヌードで有名です。
 古典古代の女神を、神々にふさわしくギリシャ彫刻のようにヌードで描いても、クラナッハの女性像はつねに「現代風」という小道具があります。
 おしゃれな帽子であったり、髪飾り重厚なネックレス。たとえ、それが美の女神であろうと、エデンの園の安楽な生活の場であろうと、男たちはヌードになってもこれといった特徴はないのですが(むしろ、貧相)、女性は例外なく華やかな首飾りをつけています。金でこしらえた大きな鎖と、首にピッタリとつくチョーカー。このセットは必須といえましょうか。裸であるのに、この装身具があるために、クラナッハ独特の「色気」が出ているのです。
 また、装身具などはつけない聖母を描いても、クラナッハは、長い髪を肩にゴージャスに垂らしています。あまりの髪の多さにマグダラのマリアかと思ってしまうほどですが、長い金髪というのも、クラナッハの好みなのでしょうね。
 この、帽子と首飾セットに、長髪というスタイルで、豪快に切れ込みの入った装飾過剰な衣装を着けた女性像があります。画題はユーディットで、膝に切り落とした生首を抱いているという無気味な絵なのですが、典型的なクラナッハ女性なので、顔つきをパリスの審判の真ん中の振り向き女神顔にして描いてみました。
2008-04-24
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