黒姫

黒姫

 黒姫は、葛城氏の娘で、履中天皇の妃ですが、神の祟りによって死んだとされている女性。そして彼女の死後、はじめて天皇は皇后を立てたという記事が日本書紀にあり、単なる「妃」ではなく皇后に匹敵する正妻であった可能性があります。
 しかも、履中天皇は、その即位にあたって、実弟の住吉仲皇子(すみのえなかつみこ)が反乱を起こし、その弟を殺すことによって即位したのですが、それについても、彼女がかかわっています。
 すなわち、住吉仲皇子は、兄と婚約していた黒姫のところに行き、兄になりすまして彼女と寝てしまった。で、兄の婚約者を奪ったことがバレたので叛逆をしたといいますが、隠していてもいずれバレるのですから、もしかしたら逆で、仲皇子は、叛逆したいがために、彼女に接近した? このようなことがあったにもかかわらず、即位の後は、履中天皇の第一の皇妃として3人の子供の母になっています。彼女自身に価値があったのでしょうか? 
 後に、彼女の息子達2人は、皇位につきたい雄略天皇に、邪魔者として謀殺されます。残った娘が飯豊皇女(孫娘説もあり)で、清寧天皇崩御後に、一時「天皇」であったのでは・・などといわれているのですが、もしそうであれば、日本最初の女帝です。
 彼女をめぐる人々の争いは、子供たちの運命などにも、なにやら不吉な影がまとわりついているようですが、むしろ運命に翻弄されたのではないでしょうか。しかし、現実から逃げることはなかった・・・そんなイメージがわきました。黒姫という名前はゆたかな黒髪の美称ではないかと、髪の黒々とした女性を。
2008-03-26
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

乱読F

Author:乱読F
歴史上の人物を沢山描きたい・・。
実在・架空2000人描き

アルバム
最新記事
検索フォーム
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
カウンター
リンク
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる