笠郎女

笠郎女

 水鳥の 鴨の羽色の春山の おほつかなくも 思ほゆるかも

 万葉の春シリーズ?ではありませんが、笠郎女(かさのいらつめ)です。
 大伴家持との恋の歌のやり取りで登場する笠郎女は、どちらかというと、さほど身分の高くない宮廷女官といったところではないでしょうか。一方、家持のほうは、まあまあの身分に、多くの女性を浮名を流したプレイボーイ。笠郎女もそういった遊び相手の一人でしょうか。あるいは、生真面目な人妻?
 しかし、親しくなってみると、思いは彼女のほうが激しく、家持は次第に引いていったのかも・・。恋死にというものがあれば、私は千回も死んでいます・・なんて言って見たり。だからこそ、男はそういう女をもてあましているのかも。とうとう、

 相思はぬ人を思ふは大寺の餓鬼の後に額づく如し

私のことを思ってくれない人を思うのは、お寺の(四天王の足元に踏んづけられて身動きできない)餓鬼のお尻にむかってお願いしているようなもんだわ!とキレてしまいます。
 笑い話にでもしてしまわなければ、自分が惨めになるような恋の終わりだったのでしょうかねえ。
 万葉の女性像というと、安易に「唐風」にイメージしにくくなったのはやはり高松塚の壁画が出てからでしょうか? でも、平城京のラクガキや、法隆寺などにも、男性の朝服のようなものを着た女性の姿もあるので、意外と高松塚風の衣装は奈良時代にもあったのではないか・・と思ったので、このようなスタイルで描いてみました。
2008-03-19
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