カルロス二世

カルロス二世

 カレーニョ・デ・ミランダは、ベラスケス後のスペインの宮廷画家ですが、彼の描くカルロス2世の肖像画は、とても印象に残ります。
 というのも、なんとも、不安を掻き立てるような表情の少年王の肖像だからです。
 カルロス2世は、かのフェリペ2世の曾孫にあたり、父フェリペ4世から「太陽の沈まない帝国」スペインを引き継いだのはわずか4歳でありました。当然、誰かが摂政をするわけですが、母のマリアナ大后と、叔父のドン・ファン・ホセとが権力闘争に明け暮れます。しかも、不幸なことに、この王は成長しても病弱で、肉体的にも精神的にも、普通ではなかったと言われています。
 曽祖父のフェリペ2世が嘆いたように、後継者失格のフェリペ3世も、その息子のフェリペ4世も政治には関心がなく、寵臣たちがいいようにして、カルロス2世が即位した時は、国は傾きかけていたのです。彼の病的な性格は、近親結婚の弊害だといわれていますが、そのような時代を象徴するような王であり、彼が死んだ時、スペインのハプスブルグ家は絶えたのです。
 後を継いだのは、遠縁にあたるブルボン家のフィリップ(ルイ14世の孫)で、フェリペ5世として即位しました。
 真っ黒な装束の尋常ならざる目つきの少年ですが、肩にかかる金髪の不似合いな美しさが妙に印象的だったので、その雰囲気で・・。
2008-03-11
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