紫の上

紫の上

 源氏物語の女主人公はやはりこの方でしょう。
 一度登場してはいるのですが、光源氏と長年つきあって、かなり苦労の人。
 なにしろ、どのような美女でも、実家の力が伴わなければ不幸になるのは、源氏の母の桐壺が代表ですが、紫の上も、いわば実家がない状態。母親がいない上に、実父には別の妻がいるし、そこにも子供がいるとなったら、行く場所がないのですね。そして祖母の元にいる少女時代に「略奪」されて源氏のもとに・・。
 その後ずっと、正妻扱いとはいえ、経済的にも源氏におぶさって生きているわけですから、明石入道の裕福な娘にはやはり腹が立ち、おまけに子供がいないので、わが身一つで勝負しなければなりません。しかも、能天気な夫は、かつての愛人の家を改装して女性を集めたパラダイスを作るんですと! 「ここの女主人はアンタや」といわれてもねえ。さらに、気の多い源氏は、ええ年をして、まだ若い女三宮などに色気を見せる。もうやってられんわ、と見捨てようにも「アンタがおらんとわしも死ぬ」などという、超甘えたの亭主。重い病にかかっても、出家もさせてもらえず、最後まで気の毒な人。
 復元された源氏物語絵巻では、御法の章で、紫の上は白と銀の装束。金色の単を重ねた姿で登場しますので、そのような色合いで描いてみました。
2008-03-10
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