ベックリン

ベックリン

 アルノルト・ベックリンといえば、世紀末象徴主義の画家で、「死の島」という絵を5枚も描いたということで有名です。勿論、この絵が、音楽や小説などに多大な影響を及ぼしているのですが(実は、私も久世光彦「怖い絵」という小説を読んで、益々ベックリンに興味を持ったのですが・・)。
 死の島のブキミさは、まあ絶品でしょうが、ベックリンの絵は、たとえ、明るい場面を描いていても、何故かブキミさがあります。死の島のモデル?はイタリアのイスキア島だそうですが、あの島はカラフルな色合いに塗られた家々の壁がお伽話のように美しい島ですが、彼には「死の島」に見えたのでしょうか?。
 トリトンとネレウスを描いた神話画にしても、あまりにリアルな巨大な蛇の胴体とか、肌の感触がぬるっとして、爬虫類の温度を持っていそうな裸体の女性像・・感覚的に不安を感じるのです。
 婚約者に死なれ、数年して結婚しても、次々と子供に死なれ、自身もリューマチで、画家としては致命的な、右手の激痛と戦いながら数々の作品をものしました。常に、身辺に「死の影」を見ていた画家として、死神が背後に寄り添い、音楽を奏でる自画像が有名です。
2008-02-10
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