天使と悪魔

天使と悪魔

 今までかかって、旧座乱読跡乱駄夢人名事典が移転し終わりました。
 これからは、新規の投稿になります。
 今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
 
 さて、今回の「天使と悪魔]は、ロレンツォ・ロットの絵に描かれた、あからさまに悪魔っぽくない悪魔の絵を見て、触発された・・とでもいえるものです。
 その記事は、こちらの日記に書きました。
 良い天使と悪い天使の対比から、やがて悪魔が生まれた・・というようなことです。
 で、同じ顔で、色合いと上下をさかさまにしてみた絵を描いてみました。

  座乱読無駄話日記 は不定期雑文日記です。

  座乱読ー別荘ー  は、毎日更新をこころがけているラクガキです。
                いまのところ「そこの執事さん」というシリーズをやっています。
 
 こちらもどうぞ、よろしくお願いします。
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哀しきハロウィン

ハロウィン

 ウィルオウィプス( will-o'-the-wisp)あるいはジャックオーランタン(Jack-o'-Lantern)でも、鬼火でも鬼灯でもいいんですが、この伝説はちょっと悲しくて、ハロウィンがハッピーだと思えない・・というのが、私にはあるんですね。
 悪魔を騙して地獄に落ちない契約をかわし、天国の門を守るペテロを騙したので天国行きを拒否され、どこにもいけなくなったウィル(ジャック)に、やさしい悪魔が火種をくれる・・・・・。
 というんですが、この悪魔はけっしてやさしくなんかない。親切心で火をくれたんじゃないでしょう? 
 ちっぽけなあかり一つは、真っ暗闇より寂しいじゃないですか。・・ということで、うそつきウィルと悪魔を「黒執事」のキャラで・・・。

リリス

リリス

 はなはだ、正体不明の神話的人物です。
 そもそもは、メソポタミアあたりの女神ではなかったかと言われているそうですが、ややおぞましい女性の「悪魔」のような存在として知られているかもしれません。
 どいうのも、怪奇系の作家がこの人物が「好き」だからです。
 ラファエロ前派などが、「男を破滅に導く悪女」としてイメージしたし、近代になって脚光を浴びた「伝説の魔女」だからでしょうね。
 比較的新しい伝説というか、仮説としては、イヴに先行するアダムの最初の妻だ・・などというのが、いたく世間の興味をひいたらしい。
 「神によってつくられた最初の女性だったのに、淫乱で、女性上位だったために神の怒りを買い、蛇の怪物のような姿に変えられて追放された」などとされているようですが、もしそうなら、イヴは後妻ということになり、二人して知恵の実を食ったために「原罪」を得たとは言い難い。
 アダムは、もとから「清純」でなかったんじゃないの?・・なんてね。
 だからすべてイヴの子孫であるはずの人間は、原初の女性であるイヴの「罪」を意識する必要はないんですよね。

 まあ、リリトについては、いろんな「太古の女神」像が混在しているらしく、夜の女神、死の女神など、あるいは原初の地母神など多様な性格があるようですから、一概にはいえない。
 とはいえ、決して男の肋骨からできた女ではなく、当初から独立していた女性なんですね。
 「女」から魔物に姿を変える途中・・あるいは「怪物」から女になる途中・・といったイメージで。
2012-03-04

死の天使

死の天使

 ラファエロ前派の女流画家に、イブリン・ドゥ・モーガンがいます。
 彼女の描く古代装束・・あるいは、ルネサンス風美女の絵画は美しいのですが、どこか不気味な感じが漂います。
 彼女の絵の中ではかなり印象に残るのが「死の天使」です。
 墓地・・だと思う荒涼とした戸外に座り込んでいるギリシャ風衣装の若い女性を迎えにきたとおぼしき天使が、かがみこんで誘いかけるような仕草をしています。女性は天使の手にすがりつき、何かを訴えているようです。
 しかし、天使の右手には時の翁のような鋭い鎌が握られていて、彼がいわゆる「天使」ではなく「死神」であることがわかります。その印なのか、背の羽は黒いのです。
 本来、顔が髑髏か、老人(時の)であるはずなのに、イブリン・モーガンは天使の顔を用意している・・といいうところがとても印象深いです。しかし、頭巾の間からのぞく髪は白い。
 「天使」の部分のみを、私風に。大鎌は省きました。
2012-02-17

悪魔

悪魔

 「大画面大群集の中の気になる一人」シリーズ?その2です。
 ルカ・シニョレッリの「罪されし者を地獄へ追いやる天使」の大壁画に描かれる悪魔です。
 最期の審判の時に天使によって、邪悪なものは地獄に追い落とされるという場面を描いた群像の中の1人の悪魔が目に付きました。他のものたちは、人間どもをともにさらおうとして暴力を振るっているのに(自らの立場の危うさを自覚していない?)、この悪魔だけは、天使を見上げて恐れ入っているというか、恐れおののいているというか・・本来の「私は退治されています~」というスタイルをしているのです。
 で、まあ、気になったわけですが、よくよく見ると、悪魔なのになかなかの美形?ではありませんか。
 ルカ・シニョレッリの群像壁画は、ミケランジェロの「最期の審判」の壁画の先駆的画家といわれています。
2006-11-05

堕天使

堕天使

 堕天使は、本来、神の使者であったものが、人間の女たちと交わって子孫をなしたという反逆天使たちなどもいますが、なんと言ってもルシファーが一番有名でしょう。
 ルシファーは、もともと「開けの明星」「光を掲げるもの」と呼ばれ(じゃあルキウスか?)天使長でしたが、神に反抗して地獄に落とされた・・ということになっています。
 そして、やがてはサタン(醜悪な容貌で、コウモリの羽を生やしている)となって、此の世に悪をなすものという存在になりますが、そもそも「天使」の概念が、東方的なもので、悪魔もまた、ゾロアスター教などの正邪対立の図式が、次第にキリスト教社会のなかに浸透したとも言われ、なかなかに興味深いものです。詳しいサイトもありますので、興味のある方はどうぞ。
 ルシファーは、またミカエルと双子だったなどという説もあるらしいので、だとすると、宿命の兄弟対決ですよね。
 いまだ「悪魔」に変身する前の、反逆の天使・・といったところで・・。堕天使は異教徒のバビロンの王だともいうので、王冠をかぶせて描いてみました。 
2006-09-21

メフィスト・フェレス

メフィスト
ゲーテの戯曲のおかげで、ファウスト博士(15世紀に実在していたらしい人)のところに現れ、契約を交わすメフィスト・フェレスほど名の知れた悪魔はいません。昔、「悪魔くん」というテレビでも「えろいむえっさいむ♪」といって魔方陣の中から現れる、厚化粧のドラキュラのような服を着たおっさんがメフィストでしたね。手塚治虫がファウストが大好きだったのは有名ですが、手塚メフィストはいつも女性で(「男の悪魔はオフィストよ!」なんていってましたけど)、「ファウスト」に恋をしているのです。他にも菊池秀行「魔界医師メフィスト」だとか、いろんな物語の中に登場しています。それほどゲーテが創造した悪魔が人の心を捉えたということでしょうか? 
 で、ゲーテの戯曲に最初に現れるメフィストは学生の姿で研究室に出てくるんじゃなかったっけ?
2005-05-12
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Author:乱読F
歴史上の人物を沢山描きたい・・。
実在・架空2000人描き

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