ハプスブルグのサイコロ2

ハプスブルグ女

 お待たせしました(・・って誰も待ってなかった?)!
 ハプスブルグのサイコロ、女性編です。
 お一人を除いて、5人の方々がすでに登場していますので、これで、人数をかせぐつもりはありません。
 上から御三人は、「大女帝」マリア・テレジア。次が、本来ならフランス王妃に予定されていたのだけれどナポリ王妃となる姉が亡くなったために繰り上がってナポリの王妃になった、マリア・カロリーナ。そして、ほわんとしたのが、姉に代わってフランス王妃になったマリー・アントワネット
下の段に行って、向かって右が、スペインハプスブルグのフェリペ2世のお気に入りの娘イザベルさん。そして、初登場のフランス王妃マリー・テレーズ。スペインのお姫様で、ルイ14世の王妃となった方。左端は、ナポレオンの二番目の皇后になったマリー・ルイーズです。
2010-10-30
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ハプスブルグのサイコロ

hapusuburuguotoko

  「名画で読み解くハプスブルグ家12の物語」(中野京子・光文社新書)を読みました。
 名画といわれるものを描く画家達はそれぞれに苦労、努力していますねえ。
 ハプスブルグ家というのは、どんな本を読んでも、下あご、下唇が特徴ある顔立ちと書いてあるのですが、まあ肖像画を見れば、画家の美化努力にもかかわらず、確かに下唇に特徴あるのは、一目瞭然ですね。古い家柄というものは、近親結婚も多いので、その一族の特徴が更に強調されるのかもしれませんが・・。
 で、リクエストのお応えして、ハプスブルグ一族の「顔」を集めてサイコロにしてみました。(カッコ内は生年)。 下右ルドルフ1世(1218年)、下左マクシミリアン1世(1459年)、真ん中カール5世(1500年)、上に向かって、フェリペ2世(1527年)、フェリペ4世(1604年)、一番上がルドルフ2世(1572年)です。
 年代順に並んでいるのではなくて、なるべく顔の印象?で配置しました。これらの人たちの中で、すでに登場している人たちもありますので、それぞれのページは次のとおり。ルドルフ2世フェリペ2世カール五世
 この絵をプリントアウトして、切り抜き、サイコロにして使って下さってもけっこうです・・って、いらんなあ・・こんなサイコロ。
2010-09-19

マリア・カロリーナ

マリアカロリーナ

 ハミルトン夫妻がナポリにいた頃のナポリ王フェルディナンドの王妃。
 マリア・テレジアの娘で、最初はフランスのルイ16世の妃と目されていたけれど、ナポリ王妃に予定されていた姉のマリア・ヨーゼファが死んだので、繰り上がって?彼女がナポリ王妃になり、妹のマリー・アントワネットがフランス王妃になりました。
 沢山の子供を産み、王を牛耳って権勢をふるいました。フランスで革命がおこって、妹が処刑されてからフランスを憎み、ナポレオンに対抗するためにイギリスの海軍を厚遇しました。ナポリにも革命がおこりましたが、返り咲き、結局ナポレオンのナポリ支配の後、オーストリアに亡命してそこで死んだのですが、彼女の子供たちは、オーストリア皇后、ソスカーナ大公妃、ナポリ・シチリア王、サルディーニア王妃、フランス王妃、スペイン王妃などになり、まさにハプスブルグ家の面目躍如?というところでしょう。
2007-07-27

ドンファン

ドンファン

 ドン・フアン・デ・アウストリアは、カール五世の庶子で、子供の時につけられた名前はジェロニモ。
 母親があまりまっとうな生活をしている人でなかったので、楽師や執事の間で育てられ、父と対面したのは10歳になってからでした。
 しかしすぐに父帝が死んだため、13歳の時に兄のフェリペ2世に招かれて宮廷で庶弟と認められ、王族としての称号をもらい、軍人になります。その後、反乱鎮圧などで功績を挙げ、かの有名なレパントの海戦の総司令官として、一挙に武名が高まります。
 当時色々と宗教問題など社会不安を抱えていたネーデルランドの総督になりますが、うまく統治することが出来ないまま病死しました。父親に似ていなかったし、生母が放蕩な女性であったためにカール五世の子どもではないと言われていたようですが、肖像画では、さほど厚くはないけれど下唇がなんとなくハプスブルグ家だと思うのですが・・・。当時流行の派手な衣装をして格好をつけているところを描いて見ました。
2007-05-30

マリー・ルイーズ

マリー・ルイーズ

 ナポレオンをめぐる女達・・ではありませんが、ナポレオンの二度目の妻がマリー・ルイーズです。
 ジョセフィーヌが離婚された理由に、皇帝になったナポレオンが、後継者が欲しいと願ったことで、子どもを産んでいない(もう産めない)ジョセフィーヌが邪魔になったからでしょう。男なら何歳になっても、女性さえ若くて健康なら子どもを持つ夢を追いかけられるのですからね。
 さらに同じもらうのなら、ええとこの娘を・・ということで、名門中の名門ハプスブルグ家のお嬢さんをもらった。結局、自社ブランドだけでは勝負できないと思ったのか、ナポレオンの正統派ブランド志向が仄見えてきましたね。結局彼も、そうだったのね~・・。
 もともと「ナポレオン」が嫌いだったマリー・ルイーズは、政略結婚の犠牲者といえばいえるでしょうが、それでも念願の「皇太子」を産みます。しかし、この子どもが成長するより、ナポレオンの没落が早かった。まあ、年齢が年齢だたからなあ・・。ナポレオンは、この気位の高い若いお姫妻の機嫌をとるのに必死だったそうですが・・。
2007-05-19

ルドルフ2世

ルドルフ二世

 おおよそ「博物学」というものは、奇妙なものを蒐集することから始まったといえましょうか。そして、そのみょうちきりんなコレクションを集めるだけではすまず、皆に見せびらかしたい・・この発想がすなわち博物館の誕生です。いわゆる「ヴンダーカンマー」として知られる奇怪コレクションルーム。
 そういう意味では、興味があちこちし、財力と人脈にあかせて蒐集人としては、神聖ローマ帝国のルドルフ2世などは有名でしょう。ゆえに博物学が花開いた時代の皇帝です。絶滅したドードーなどという鳥を自分の動物園で飼っていたそうです。そして、学者や文化人を優遇したために、彼の宮廷には色々な人材(中にはいかがわしいのも)が集まったようです。
 このような人物にであり、あのトンデモな絵を描くアンチボルトに野菜の顔の肖像画を描かせた人ですから、にんじんを手に持ち、花をくわえてチンゲン野菜を持っていただいたとしてもお怒りにはなりませんでしょう。
2007-02-10

カール5世

カール

 ハプスブルグ家の当主であり、神聖ローマ皇帝にもなったカール5世は、母方(かの熱愛女王のファーナです)からスペインを引き継ぎ、広大な領土を支配するのですが、それゆえに、その生涯は戦争に明け暮れます。
 フランスとの確執はもとより、イタリアで小競り合いをしていて、ローマの略奪などもやり、ドイツでは宗教改革などに火がつき、反乱も起こり、はてはオスマントルコとも戦わなければならず、皇帝というものの忙しさを身をもって感じました。とうとう手が回らなくなり、ドイツ方面は弟に任せ、スペインは息子に譲って、皇帝を退位し、隠遁生活をします。今に残る肖像画を見ても、なんだか疲れた~って感じに思うのは、先入観があるからでしょうか。
2006-10-10

フランツ・ヨーゼフ

フランツ・ヨーゼフ

 オーストリア帝国の皇帝。
 かの有名な皇妃エリザベートのだんなさん。
 18歳で即位し、以後68年の在位は、ハプスブルグ家の皇帝の中でも最長記録です。
 性格的には真面目で堅物であったそうですが、それゆえか、家柄の故か、時代の流れに逆行します。家庭的にも不幸でありましたが、絶対制を完遂しようとして、結局は在位中にサラエボ事件が起こり、第一次世界大戦に突入。やがてハプスブルグ帝国の崩壊を招いて、彼は最後から2番目の皇帝になりました。
 18歳当時の肖像画から描いてみました。
2006-03-14

モーツアルト

もつあると
ヴォルフガンク・アマデウス・モーツァルトは、3歳の時から天稟を示し、4歳で本格意的な音楽教育を受け、5歳ではじめて作曲し、6歳の時にはマリア・テレジアの宮廷に招かれて、7歳のマリー・アントワネットを口説いたと言われるから、相当早熟の神童であったのです。14歳の時、システィーナ礼拝堂でのミサで演奏された秘曲を、一度聞いただけで暗記し、楽譜に写したとか・・まあ、いろんな伝説があるらしい。そして20歳過ぎたらタダの人になるどころか、ますます天才ぶりを発揮し、超人的な数の名曲を作曲し続け、35歳で謎の?死をとげた、まさしく伝説に彩られた天才だったわけです。
 だけど、私は、映画「アマデウス」の「けけけけけ・・」と笑う爆発頭のモーツァルトが頭から消えないの・・。

マリア・テレジア

まりてれ
ハプスブルグ帝国の「女帝」として有名ですが、実際に皇帝位にあったのは父親と夫と息子です。しかし、所領の全てを相続して実権を握っていたのはまぎれもなく本人なので「女帝」と呼んで間違いじゃないでしょう。恋夫?(恋女房の反対は何ていうの?)のフランツとの間に16人の子供を産みながらも、多忙な公務をこなし、宿命のライバルのフリードリッヒとも渡り合い、ロシアの宮廷、フランスの宮廷と手を結び、すさまじい外交合戦を堂々とこなしたのですから、まあ、すごいおばさんです。しかし、子供の代では才能がからまわりしたのか、帝位をついだ息子(ヨーゼフⅡ)とはうまくいかず、フランス王妃であった娘(マリー・アントワネット)は断頭台送り。このような大物にしても・・・子育ては・・・むづかしいのですよ。
2005-04-25
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Author:乱読F
歴史上の人物を沢山描きたい・・。
実在・架空2000人描き

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